こんにちは、アドプラットフォーム事業で開発運用業務を行っているリードアプリケーションエンジニアのまっちゃん(@honyanyas)です。
アドウェイズエンジニアブログの運営を担当しつつ、最近は技術広報の領域にも携わっています。
2024/12/4(水)株式会社BuySell Technologies(以下バイセル)さんと『2024年を振り返ろう!若手エンジニアのための交流LTナイト』を開催しました!
今回はバイセルさんとの初のコラボイベントかつアドウェイズとしても数年ぶりの技術イベント開催となります。
弊社からは伊藤、中野の2名が登壇、登壇者含め計8名の若手エンジニアが本イベントに参加をしました。
簡単にですが当日の様子を中心に開催レポートをまとめます。
イベント情報
本イベントは、新卒入社3年目までの若手エンジニアを対象に、参加者同士が刺激し合い、切磋琢磨する場を作り出すことを目的に開催される交流イベントです。
各登壇者の5分間のLT(Lightning Talk)や懇親会を通じて、キャリアアップに役立つスキルを学べるだけでなく、さまざまな業界のエンジニア同士が交流できる機会を提供いたします。
2024年を振り返ろう!若手エンジニアのための交流LTナイト - connpass
発表者とタイトルは以下の通りです。
LT枠 | 発表者 | タイトル |
---|---|---|
1 | 林田 直也 | リリースフローを改善した話 |
2 | uv_ohara | (気軽に)質問をできるようになるまで |
3 | 中舘 澪男 | 入社2ヶ月目の新卒がプロダクトのリリースに立ち会ってからチームに貢献できるようになるまで |
4 | NashiUsagi / 伊藤 諒悟 | あれやってみてー駆動から成長を加速させる |
5 | rioo | 生成AIとジュニアエンジニアの向き合い方 |
6 | 那仁 満徳 | キャッチアップで工夫したこと |
7 | うーたん | 行き当たりばったりの二年 |
8 | 杉水 俊輝 | インシデント調査から学んだSidekiq設定の落とし穴 |
9 | イイノテン | 0からやってみたVRTテスト環境の整備 |
10 | 中野 隆平 | チームでユーザーストーリーを語れるようになるまで |
開催はバイセルさんのイベントスペースで行いました。
発表内容
各発表内容のトピックを以下にまとめます。
LT1: リリースフローを改善した話
1人目はバイセル林田さんの発表です。
リリースフローにおける課題点と改善内容・効果を話していただきました。
リリース方法が分かれているなどのフローの複雑さやリリースPRに情報が記載されていないため情報参照しに行く必要があるといった課題がありました。
Slackワークフローの導入やGitHub Actionsを使った改善を通してリリースフローの一部自動化や簡略化につなげることができました。
リリースをSlackワークフローのみで完結するのはリリース体験としても良いなと思いました。
LT2: (気軽に)質問をできるようになるまで
2人目はuv_oharaさんの発表です。
コミュニケーションにおいて苦労したところやどのように改善していったのかを話していただきました。
入った当初は質問しづらいなど、質問ができないことに関する多くの問題がありました。
「プロジェクト(開発)はスケジュール内で終わらせること」を最優先で考えることで、質問をする動機づけができました。
自分も1年目はあまり質問ができなかった人なのですごく共感しました。動きやすくなるために質問の仕方も工夫されてるのも良かったです。
LT3: 入社2ヶ月目の新卒がプロダクトのリリースに立ち会ってからチームに貢献できるようになるまで
3人目はバイセル中舘さんの発表です。
はじめて触るプログラミング言語やアーキテクチャがある中で短い期間でチームに貢献できるようになるまでを話していただきました。
チームに参画後、プログラミング言語やアーキテクチャの勉強をしつつ、業務理解を深めるためにミーティングや査定員の研修に参加をすることでキャッチアップを行いました。
自ら行動をすることでメンターさんからフィードバックをもらったり、声をかけてもらったりと温かい環境の中で成長ができたとのことです。
積極的な行動はもちろんのこと、周りのサポートも充実してるのがとても良いなと思いました。
1年目から業務理解を深めているのもすごいですね!
中舘さんがお話された内容はバイセルさんのテックブログにも公開されてるのでぜひこちらもご覧ください。
LT4: あれやってみてー駆動から成長を加速させる
4人目は弊社伊藤の発表です。
自分がやりたいことを行い改善サイクルを回しているという内容を話してくれました。
あれをやってみたい!やってみる!やってみた!を繰り返すことで、自己肯定感を高めながら成長を加速させることができるという内容でした。 実際にバリデーション実装でのサイクルについても紹介してもらいました。
直近も別イベントで登壇をしたりと機会を逃さない姿勢が素晴らしく、まさにあれやってみてー駆動からの刺激をもらっています。
発表資料はこちらで公開しているのでぜひご覧ください。
LT5: 生成AIとジュニアエンジニアの向き合い方
5人目はriooさんの発表です。
生成AIが出たことによる働き方の変化やリスク、どのように業務で活用しているのかを話していただきました。
GhatGPTやGitHub Copilotが登場する中でエンジニアの開発効率は劇的に向上するものの、使い方次第ではプラスにもマイナスにもなります。
生成AIの結果を元に判断するのは人間なので、実際に使う中で自分の考えを持ち続けたり、疑問を問いかける姿勢が大事とのことでした。
生成AIを使うマインドはとても参考になりました。活用事例の中で出てきたレビューやリファクタリングをお願いできる「PR-Agent」はすごく欲しいですね!
LT6: キャッチアップで工夫したこと
6人目は那仁さんの発表です。
転職において内定後から入社までの期間でどのようにキャッチアップを行ったのかを話していただきました。
事前学習での工夫や分報の活用を通して、短期間で自主的に開発案件を進められるようになりました。
オンボーディングやスタートアップはスピード感が大事だからこそ、キャッチアップ力や自走力の高いエンジニアはとても貴重とのことでした。
新しい環境で貢献できるようになるまでの工夫はとても参考になりました。事前学習と分報を活用してキャッチアップしていきましょう!
発表資料はこちらで公開しているのでぜひご覧ください。
LT7: 行き当たりばったりの二年
うーたんさんの発表です。
この2年間でいろんなことを書いたり、いろんなことを発表してきたという内容を話していただきました。
noteに振り返りやレポートを書いたり、技術同人誌や商業雑誌に寄稿をするなど、たくさん書いてきました。本になることや書店で自分の記事を見ると嬉しいとのことです。 大きなカンファレンスでも発表することで経験や考えを整理できたり、交流につながったとのことでした。
僕もこの半年間で勉強会に参加していますが、うーたんさんは積極的に登壇したりイベントを開催したりと活動的な姿勢が素晴らしいです。今後もイベント参加や登壇で刺激をもらいにいきます!
発表資料はこちらで公開しているのでぜひご覧ください。
LT8: インシデント調査から学んだSidekiq設定の落とし穴
杉水さんの発表です。
インシデント対応を経てキャッチアップした内容を紹介してもらいました。
Sidekiqでジョブ実行中にECSがデプロイされると実行中のジョブがどうなるのか?
事象について紹介してもらい、教訓を得た内容を共有してもらいました。
最初に話すことを紹介されたときに「確かに気になる!」となりました。自分自身も最近アプリケーションコード以外にもインフラ周りの設定を見る機会も多いため、とても共感しました。
LT9: 0からやってみたVRTテスト環境の整備
イイノテンさんの発表です。
フロントエンドに携わっており、VRT(Visual Regression Testing)まわりの整備について話してもらいました。
フロントエンドまわりのテストにどう取り組むべきなのか、VRTの導入やVRTにおける工夫を紹介してもらいました。
後半はデモをしてもらい、差分の例などを紹介してもらいました。
テスト周りの技術選定を任された状態でVRTを1から導入しており素晴らしかったです。最近フロントエンドを触っていないので触りたくなる発表でした!
LT10: チームでユーザーストーリーを語れるようになるまで
最後は弊社中野の発表です。
ユーザーストーリーに対する課題感、二度のワークショップでの学びについて話してもらいました。
ユーザーストーリーに関するタスクをチーム全員で行っていたものの、時間がかかったりチームとしてやる意義がわからないという課題感がありました。
2回のワークショップを通してチーム内コミュニケーションをどのように改善していったのかを紹介してもらいました。
2回目のワークショップで課題感の共有ができた点が良いなと思いました。具体的なワークショップの内容はエンジニアブログにも書いてほしいです!
発表資料はこちらで公開しているのでぜひご覧ください。
当日の風景
今回は交流がメインなので発表前に乾杯して、リラックスした雰囲気でLT発表を聴きました。
休憩中も交流が盛んに行われていました。
懇親会開始時の乾杯の音頭は那仁さんが行いました。
各テーブルで発表の深堀りや技術についての話が盛んに行われていました。
懇親会後、集合写真も撮りました。
最後に
僕自身技術イベントの開催がはじめてだったのでいろいろと不安だったのですが、交流が盛んに行われている様子を見てとても嬉しかったです。
改めて登壇者のみなさん、参加者のみなさんありがとうございました!
また会場提供、司会進行、懇親会の準備など、イベント運営に関わったバイセルの皆様も本当にありがとうございました!イベントスペースとても広くて快適でした!
来年は技術イベント開催を増やしていきたいと思っています。
ぜひまたコラボさせてください!