広告事業本部マーケティングテクノロジーDiv(以下マーテック)Xeusユニットでユニットマネージャー(UM)をやっている上森です。 今回はマーテックで実施した新卒x既存社員の交流会についてお話しさせていただければと思います。
交流会の背景、目的
まず、今年のマーテックにおける新卒の皆さんのユニット配属までの流れについて簡単に説明します。大まかな流れは以下のようになっています。
- 入社
- 全体研修
- Div配属
- Div研修(ここで交流会も実施する)
- ユニット配属
Div研修の一環として行われるこの交流会は、ユニット配属の直前に位置しており、新卒の皆さんにとっては各ユニットの実態を知る貴重な機会となります。
そこで、この交流会では主に以下の3点を目的として実施しています。
- 新卒の皆さんに、各ユニットのことを知ってもらう
- どんな役割なのか
- どんなプロダクトを担当しているのか
- どんなメンバーがいるのか
- 既存社員の皆さんにも、新卒のことをよく知ってもらう
- どんな経験や興味、期待を持っているのか
- ユニット配属の前にやることで、「あれ?思ってたのと違う…」みたいなミスマッチを減らす
現状マーテックのエンジニアはリモートで業務をしている方がほとんどです。 そうすると、新卒で入ったばかりの皆さんにとっては、「どんな先輩がいるんだろう?」「各ユニットってどんな雰囲気なんだろう?」って、なかなか分かりづらい状況なんですよね。 リモート環境だからこそ、このような直接的なコミュニケーションの機会を意図的に設けることが重要だと思います。
これから当日どんな感じだったのか、やってみてどうだったのかを書いていこうと思います。
当日の流れ
交流会は、新卒のユニット配属前に設定し、各ユニットごとに2時間の枠で実施しました。 また、当日の流れは以下の通りです。
- 自己紹介(約5分)
- 事前に記入されたシートをもとに質疑応答(約40分)
- Q&A形式で雑談タイム(約60分)
新卒の皆さんには事前準備として、各ユニットの資料を読んでもらって質問事項などを考えてもらうことをお願いしていました。 配布した資料を熱心に読み込んできてくれたおかげか、以下のような質問が次々と寄せられました。
- ユニットのミッション/ビジョン/バリューについて
- ユニットに適していると思われる人物像
- 今後の開発予定
- etc...
正直、既存社員もタジタジになるくらいレベルの高い質問もあり、「えっ、そこまで考えてるの!?」って感じでした(笑) このように様々な角度から質問が出され、各ユニットについての理解を深める非常に有意義な時間となりました!
また、質疑応答の後はざっくばらんな雑談の時間を設けました。この時間の目的は、お互いの人となりをより深く知ることです。 新卒の皆さんと既存社員がお互いのプロフィールをもとに自由に質問を投げかけ合い、仕事に関することから趣味の話まで、様々な話題で盛り上がりました!
以下が実際のログです。
他にも好きなアニメやゲームの話、仕事で楽しい瞬間は?など色々な話題でお互いの人柄や価値観をより深く理解できた様子でした。
工夫したところ
ここでは、当日のファシリテーションで意識していた点をご紹介します。 正直、これでバッチリ!っていうわけではないですが、こういう小さな工夫で、みんながもっと話しやすくなってくれたらいいなぁって思いながらやってました。
タイムマネジメント
交流会は毎回6-7人で実施していましたが、2時間という限られた時間内で全員が十分に交流するのは難しい課題でした。 特に雑談が盛り上がると、あっという間に時間が過ぎてしまい、全員のQ&Aを十分に取り上げられないリスクがありました。
そこで、以下のような工夫を行いました。
- 一人一人のQ&Aの時間を個別に計測
- セクションごとに全体の時間を調整
限られた時間の中でも全員が話せる機会を作れるようにして、なんとか予定通りに終われるようにしました。 正直、時計とにらめっこしながらの進行は大変でしたが、これで何とか乗り切れたかなと思います。
自然な会話
基本的にはQ&A形式で進めましたが、より深い対話になるよう以下の点に注意しました。
- 一問一答で終わりそうな時は、関連する話題を投げかける
- 答えた内容から派生する話題を見つけて掘り下げる
- 他の参加者にも共通する話題がないか探る
正直、ただ質問して答えるだけだと、雰囲気も固くなりますし、表面的な情報交換で終わってしまう可能性もあります。 なので、以上のことを意識して自然な会話の流れになるようにしていました。 結果、思いがけない話題で盛り上がったり、「へぇ、そうだったんだ!」って新しい発見があったり、けっこう楽しい時間になったのかなって思います。
振り返り
今回の交流会を実施してみての感想と、新卒の皆さんからのフィードバックをもとに振り返りを行いました。
良かった点
- 新卒の各ユニットに対する理解度を上げることができた
- 新卒の皆さんから「各ユニットがどういったことをやっているのか理解度が上がった」というフィードバックをいただきました。配属希望を出す際の判断材料が増えたことで、より適切な選択ができるようになったかと思います。
- 雑談を通じたプライベートな側面での交流
- 業務内容だけでなく、プライベートな側面も含めた交流ができたことにより、資料だけでは伝わらない、各ユニットの「空気」を感じ取ることができたと思います。
- 普段接点のない方々との交流
- 「普段話せないUMの方とお話しできて楽しかった」という声もありました。所属ユニットや階層を超えたコミュニケーションはなかなかできないので貴重な機会になりました。
改善点
- 参加者のプロフィールの充実
- 新卒の方から「お互いのプロフィールを充実させた方がいいかも」という提案がありました。
- 確かにもっと詳しいプロフィールがあれば、雑談の時にお互いに「あ、これ聞いてみよう!」ってネタが増えそうでいいなと思いました。
まとめ
今回の交流会は、新卒社員と既存社員の双方にとって有意義な時間になったんじゃないかなと思います。
そして、この交流会を通じて、役職とか年次とか関係なく、みんながフラットにワイワイ話せる場って、すごく大切なんだなって思いました。 こういうカジュアルな雰囲気の中でこそ、お互いの理解が深まり、信頼関係も築きやすくなるんだなと実感しました。 これからも、このようなオープンで自由な交流の機会を大切にしていきたいと思います。新卒の皆さんも既存社員も、お互いに刺激し合えるような場を作っていけたら最高ですよね。