新年明けましておめでとうございます!
新年一発目のブログ枠をいただきました、佐土原です!
みなさん年末年始はいかがお過ごしでしたか?
僕は地元九州への飛行機予約を失敗(復路の予約を東京発で予約してしまい倍近い追加料金を払って再予約)しまして1月分のカード支払い請求が大変なことになっているところです。強い気持ちで生きます。
さてそんな僕ですが、前回登場させていただいたブログで4月からスクラムマスターを勤めさせていただいていることを書きました。
そして新年といえばスクラムの一大イベント、RSGTが開催されます。
というわけで今回は社内のスクラムマスター陣でRSGT2020に参加してきた話について書きたいと思います!
RSGTとは
正式には「Regional Scrum Gathering Tokyo 2020」という名前のイベントで、初回は2011年で毎年この時期に開催されています。
(過去イベントを調べてみたところ初回のRSGT2011のみ10月に開催されており、RSGT2013から年明け後の開催になっているようです。)
昨年のイベントについては本ブログでも紹介されています!
僕は昨年1月の時点ではまだスクラムマスターに就任していないため、今回のRSGT2020が初参加です。
イベントの趣旨
イベントの公式ページ には以下のように書いてあります。
Let's meet up and create "Ba" together!
Regional Scrum Gathering Tokyo 2020は、東京で行われるRegional Gatheringとして9回目になります。運営母体である一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会は、スクラムを実践する人が集い垣根を超えて語り合う場を提供するという目的によりコミットしています。
ここからもわかりますがイベント名に”Gathering”と入っているだけあり、スクラムについての話し合いの場を提供することに重きを置いているイベントです。
(Gatheringの意味については昨年のブログを参照してみてください)
イベント参加前の社内での動き
そんなRSGT2020にアドウェイズからは6名で参加しました。
イベントに参加する前に各々今回のRSGT2020でどのコンテンツに参加し何を得るのかの目的設定を行っています。
また講演はできるだけ重複を避け、イベント後に社内で共有ができる状態を作ることも意識したタイムスケジュール設計を行いました。
(どうしても聞きたいものがある場合は自分の気持ち優先)
またコンテンツにはそれぞれBeginner Session, Intermediate Session, Advanced Sessionの3段階でレベルが設定してあり、自分のレベルにあった内容を聞くことができます。(僕はBeginnerとIntermediateを中心に聞くことにしました。)
RSGT2020の様子
それでは実際のイベントの様子です!
講演
僕が聞いた講演は以下です。(資料が公開されているものは資料へのリンクも貼っています。)
- DAY1 (2020/01/08)
- DAY2 (2020/01/09)
- [Key Note] Lost in Translation: The Manager’s Role in Agile
- 日本にJoy,Incを創る!ぼくらのジョイインクジャーニー3年間の軌跡
- 組織変更して部長がいなくなってから起きたこと
- 大企業の縦割り組織の中でProduct Discovery Teamを作ってサービスをリリース出来た話
- キャリアパス考察:開発者と動くQAテスターからチーム支援するスクラムマスターへ
- 【元士官が語る】軍隊組織からみる、これからのアジャイルのあり方
- 10年たってやっとアジャイルがわかりかけてきた話
- 最高のScrumキメた後にスケールさせようとして混乱した(してる)話
- DAY3 (2020/01/10)
- [Closing Key Note] NEXT→ACTION
今回の僕の参加目的は「様々な具体事例を知る」だったので講演をメインで聴いていましたが、中には参加者同士で実践をするワークショップも行われていました。
Networking Party
DAY1の夜に交流会が行われました。
食べ物と飲み物が提供され、他の参加者やイベントスタッフの方、スポンサー企業の方と自由に交流することができました。
始めのうちは少し緊張していたのですが、初めて話す方でも「スクラム」や「アジャイル」といった共通のバックグラウンドを持っているためすぐに打ち解けることができました。
そして何より食べ物が美味しい…!
OST (Open Space Technology)
DAY3の午前中を使ってOSTを行いました。
こちらも概要は昨年のブログに書いてあるので詳細はこちらを参照してみてください。
今回会場で説明に使われていたスライドは以下でした。
ざっくり言うと、イベント参加者が思い思いのテーマをその場で持ち寄り、気になったテーマのテーブルへ自由に集まり、議論や交流を深めるというものです。
12箇所(くらい)x3タームの、合計40近いテーマが出ていました。
OSTの時間に僕が参加したのは以下の3つです。
- 共感トランプ
- マネージャーを救うには
- 組織とチーム
以下はOSTの様子です。(共感トランプの写真だけ取り損ねてしまいました…)
このように、会場の各所で思い思いのテーマについて議論が繰り広げられていました。
その他
その他にも通路に様々な模造紙が貼ってあり、情報収拾や交流のきっかけとなるような仕掛けがたくさんありました!
感想
以下、今回RSGT2020に初参加してみた感想です!
アツい、楽しい
これは読んで字のごとくなのですが、熟練のアジャイルコーチやスクラムマスターの方々がイベントを設計されているので参加者全員が場を楽しみ、熱量が伝播する場作りがなされていたように感じました。 またそれによってRSGT初参加、スクラム初心者の僕のような人でもイベントを楽しめるようになっておりとても馴染みやすかったです。
得られる学びが深い
世界的に活動されている方がKey Noteで登壇してくださったり、多くのアジャイル関連書籍を手がけている方のお話を直接聞くことができます。
アジャイルやスクラムでは姿勢や態度、場の空気作りなど抽象的なものを対象にすることも多いため、口語での言葉としてお話を聞くことで文面では伝わりきらなかった微妙なニュアンスなども理解しやすくなるように思いました。
また他の参加者の方との会話でも互いに「現場でスクラムを実施している」といった共通の背景があるため、普段の会社内ではしないような深いテーマの議論なども捗りました。
コミュニティを作れる
"Gathering"をテーマにしているだけあり、上記のようにスタッフや他の参加者のみなさんとも非常に交流しやすい場が出来上がっています。
スクラムやチーム作りについての会話の中で打ち解け、中にはビジネス的な名刺交換だけでなくFacebookも交換させていただいた方もいました。
また今回はClosing Key Noteの中で様々なアジャイル/スクラムコミュニティの紹介時間があるなど、イベントの外でも交流できるきっかけになるような時間もありました。
さいごに
2.5日の間に膨大なインプットを得るためさすがに体力的な疲労はありますが、それ以上に得られるものや自分のチームに持ち帰れるものが盛りだくさんなイベントでした。
この記事は3日目終了直後に書いているためまだ参加前に設定した目的(事例を整理し共通点を抽出する)は達成できていませんが、これからイベントの内容をふりかえりつつゆっくり整理していきたいと思います。
素晴らしいイベントに参加することからスタートできた2020年、僕はまだまだ駆け出しですがこの一年はより働きがいのある場作りができるようチームに貢献していきたいと思います!
↓RSGT2020に参加したアドウェイズ のメンバー(残念ながら1名体調不良のため写っていません…)
以上、RSGT2020の参加レポートでした!
それでは、本年もアドウェイズエンジニアブログをよろしくお願いします!