Adways Advent Calendar 2020 3 日目の記事です。
こんにちは、インフラの戸田です。
PS5が当たらなくて、抽選が外れるたびに地下送りされている人みたいな声が出てしまっています。
今回の記事は、SRE NEXT 資料読み会というものを行ったので、どのように行ったかと感想をまとめた記事になっております。
企画した経緯
SRE NEXT 2020が2020/1/25に開催されており、その発表資料が公開されておりました。
資料のタイトルだけでも面白そうな内容が多かったので、チームメンバーと話しながら資料確認がしたいなと思いました。
というわけで、「発表資料読みながら、あーでもないこーでもないと話す会やりませんか?」と軽いノリで提案したところ、
「やろうよ!進め方とかはおまかせする!!」と上長に許可をもらったので、実際に資料読み会を行うことになりました。
進め方
最初にどの発表資料を見るかを投票で決めました。
- 読みたいものや話したい資料を5つだけ選ぶ
- 選んだ5つの中で優先度を決めて、数字をスプレッドシートに記入する
- 優先度高い 5 > 4 > 3 > 2 > 優先度低い 1
- 投票の合計で一番高いものから資料読み会を行っていく
実際の資料読み会の進め方は週一回に集まって
- 資料を読みながら、気になったところで一旦資料を読むのを止めて議論する。
といった進め方で始め、問題があればその都度改善していこうというスタイルにしました。
実際に資料読み会をやってみて
資料読み会を始めた3月はちょうどコロナ禍が始まった頃だったので、全員リモート環境で資料読み会が始まりました。
そのため、始めた当初は公開されている資料を画面共有しながら議論をしていましたが、問題が発生しました。
資料のみでは発表者の意図が汲み取れなくて、
A「これは〇〇といった意味なのだろうか?」
B「いや、☓☓という意味では??」
といった解釈の違いが発生しました。
何回か行っている最中に SRE NEXT の動画がYouTubeで上がっていることを知ったので、
- 動画を画面共有しながら全員で見る。感想と議論したいことを書く
- 各々の感想と議論したいことについて話していく
といった方針に切り替えたところ解釈の違い等は発生しなくなり、スムーズに進行することができました。
また、途中からアプリケーションエンジニアの方が加わったことでアプリケーションエンジニア側の視点が加わって議論がより活発になりました!
実際に議論をして、今後は
- Infrastructure as Codeの現状報告+勉強会を実施する
- SLI/SLOのことを考え、Datadogを使っていく
- 負荷試験環境を作成しよう
などが決まりました。
また、SLI/SLOを策定していくうえで色々な点を参考にしつつ進めることができました。
実際の議論の一部を抜粋しました。
企画者としての感想
今回3月から10月まで9つの資料で資料読み会を行いましたが、毎回資料を参考に弊社にあうスタイルはなんだろう・どう行えばいいだろうと考え、最終的にはSLO策定などのアウトプットに対して影響を与えることができたのでやってよかったなと思っています。
アプリケーションエンジニアの方も参加されたことにより、インフラチームだけで行うよりも議論の幅が広がってよかったと思っています。(参加してくださりありがとうございます
全部の資料を読み切ることができずに一旦終わってしまいましたが、SRE NEXT 2021 が開催されたときはまたしたいと言ってもらえてほっとしています。
参加者の感想
- 動画や発表資料をもとに、チームの状況を共有しながら、自分のチームで実施するとすればどうするかなどの具体的な議論をすることができたのでとても有意義な時間でした(・∀・`*)!
- 勉強会の中で出たアイディアをもとに検証や、次に繋がる改善の動きもあったのでとてもいい刺激になりました!
- 開発チームと共同でやることでお互いの認識を合わせられた
- 「こういう事参考にして実施していきたいね」ってのがインフラチームだけでやると机上の空論になりがちだけど、開発チームの状況とかも聞けてたので具体的な策を練りやすいかった。
- SLI/SLOを策定するにあたっての課題や策定方法を参考にできた
- 開発チームとインフラチーム間の会話の機会となった
- SRE NEXT の発表を元に、それぞれの解釈、感想の差を聞けるのが興味深かった
- SLO策定を促進できた
- 全然知見がない分野だったけど、この半期で色々学んでだいぶレベルアップできた
- 議論を通して開発チームの思いをインフラチームに共有できたと思う
などなど暖かいコメントを頂いております!!
まとめ
開発チームとインフラチームが混ざってSLI/SLOについて話すきっかけの場だったり、認識合わせをするいい機会になりました。
SRE NEXT 2021が開催されたときはまた資料読み会を開催したいと思います!
次は大曲さんの記事です。