こんにちは。技術本部 技術戦略ディビジョンでマネージャーをしています、奥村です。
この記事では2024年1月から始動した、アドウェイズの新しい組織「技術戦略ディビジョン」について紹介します。
発足経緯やどういう事に取り組む予定かを説明できればと思います。
技術戦略ディビジョンの概要
技術戦略ディビジョンは、技術本部というグループに新たに設立された組織です。
2024年1月に発足し、現在は4人のメンバーで構成されています。
技術本部自体は、エージェンシー事業部、アドプラットフォーム事業部などの事業部から独立した組織であり、会社の機能とエンジニアリングのパフォーマンスを向上させることをミッションとしています。
ミッション
技術戦略ディビジョンのミッションは、
「革新的な開発者体験を通じて、エンジニアの仕事の価値を飛躍的に向上させる」
です。
開発と運用のプロセス全体を改善し、全社的に開発者体験の向上に取り組みます。
エンジニアがより効率的かつ効果的に働ける環境を実現することで、事業貢献に直結する仕事や技術的に難易度の高い仕事に向き合えるようにしていきます。
取り組むこと
セキュリティ、SRE、およびDevOpsの3つの主要領域を担当しています。
また、開発生産性の向上につながるような事にも取り組みます。(現在は開発生産性の向上は各チームで取り組む課題になっている)
基本的には全体最適できるような施策を考え、実施していきます。
必要に応じて各プロダクトのエンジニアリングチームと協力しながら、システムやツールの改善を図ります。
組織変更の背景
技術戦略ディビジョンができる前の組織
技術本部の中にあるインフラストラクチャーディビジョン内に技術戦略ディビジョンの前身となるチームがありました。
そのチームでは非機能要件に関する課題を特定し、それらを解決するための様々な取り組みを行ってきました。
サービスレベル目標(SLO)の策定やセキュリティガードレールの構築などが含まれます。
インフラストラクチャーディビジョンから技術戦略ディビジョンへの変化
技術本部の目標は、技術全般にわたる問題に対応できる部署になることです。
この目標のもと、より明確な役割分担と専門性を確立するために、技術戦略ディビジョンは独立した組織として設立されました。
インフラストラクチャーディビジョン時代は、主にインフラ関連の課題や非機能的な問題に焦点を当てていました。
技術戦略ディビジョンとして独立後は、開発と運用を含むより広範な技術的課題に取り組むという方針が明確になりました。
理想的には全社を対象にしたアプリケーションのアーキテクチャ最適化の指揮などもとっていくようにしたいという思いもあります。
目標
短期的な目標
2024年度中の主な目標としては、
- セキュリティ脆弱性の可視化システムの全社展開
- メンテナスビリティ向上のための正常動作を保証するチェック・テストの拡充
- SRE的な取り組み(例えばSLO策定の推進)
を掲げています。
現在は、セキュリティ脆弱性可視化など活動の前提となる仕組みの構築がメインになっています。
中期的な目標
開発チームと、Four Keys や SLO などの共通指標の改善をベースにした施策を実施していきたいと考えています。
また、現在は一つのチームでセキュリティ、SRE、DevOpsなどを担当していますが、それぞれの領域に特化したチームを作ることも視野に入れています。
- セキュリティ領域
- DevSecOps野推進やセキュリティガードレールの拡充など
- SRE領域
- SLO策定推進やトイル管理、モニタリングの強化など
- DevOps領域
- CI/CDの強化やデプロイのモダン化、ロールバック自動化など
長期的な目標
前述しましたが、長期では、全社を対象にしたアプリケーションのアーキテクチャ最適化の指揮をとっていくようにしたいという思いがあります。
なので、まずはインフラ系を中心に、開発・運用全般の課題に取り組み、成果を出し、徐々に範囲を広げていきたいと考えています。
課題
アプリケーションのアーキテクチャ最適化などの指揮をとっていくような最終的な組織の理想像に近づくためには開発に強いエンジニアが必要になります。
ですが、現メンバーはインフラ部署の出身という事もあり、アプリケーションには強くは無いです。(弱いってわけでもないぞ!)
なので、採用などでどうにかしてアプリケーションに強いエンジニアを増やしていきたいところです。
また、中期的な目標として挙げた、組織の細分化をするためにはさらに人員を確保する必要あります。
最後に
技術戦略ディビジョンはまだ発足して間もない組織です。課題もあります。ですがその分やりがいもあると思います。
当ブログを読んで頂けた方ならお察しだと思いますが、一緒に技術戦略ディビジョンで革新的な開発者体験を作っていけるエンジニアを募集しています!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。