新卒研修の紹介(チームビルディング編)

まだまだ梅雨が続いていますが、みなさん、お元気ですか。
この時期、紫陽花を見に行きたい、ウエダです。

さて、前回、新卒をプチ紹介させていただきました。こちら

4月から始まった新卒研修も終盤になりました。

エンジニア職の場合、プログラム、DB、ネットワークなどの、テクニカル系(専門領域)の研修が中心となりますが、マネージメント系の研修コンテンツもあります。

今回はブログでは、私が担当したマネージメント系の研修、「チームビルディング」について少しご紹介したいと思います。

■ どんな研修内容なの?

簡単に目的をお伝えすると、チームビルディングの必要さを認識することを目的に、
チームに必要な要素である「コミュニケーション」などを、
ワークショップを通じて、体験し、考え、対話し、振り返り、気づく場としました。

■ どんなワークショップなの?

チームビルディングについて、体験を通じて、考え、気づく体験学習として、「ペーパータワーづくり」を実施しました。

○内容
4,5人でチームを作り、紙(A4用紙、30枚)だけを使って、できるだけ高いタワーを作る。

○目的
与えられた条件下で、他チームより、できるだけ高いタワーを作ること。

○進め方・ルール
  • 作戦タイム(1枚だけ紙を利用可)⇒10分
  • 作業開始(全員で作業します)⇒5分
  • 時間終了後は手を離します
  • 作業後は振り返りをします
20130628
※当日、作成したペーパータワー

■ 新卒の感想

以下に、研修を受講した新卒の感想をいくつか抜粋しておきます。

  • 紙タワーの作成では目的の共有、タスクの明確にすること、スケジュールの設定だけであんなにも成果がでるとは思いませんでした。チーム開発でも、目的の共有、タスクの明確さ、スケジュール調整をきちんと行いたいと思いました。
  • チームで紙の塔を作る作戦立てを行ったとき、よく発言する人とあまり発言しない人に分かれてしまいました。こういった時に傾聴を意識することによって、発言の苦手な人の発言を促せたのではないかと思いました。
  • チームとは、お互いに意見を言い合い、よりよいものを目指していくことであり、それによって1+1が2以上の成果を生み出していくのだと思いました。
  • 今回の研修の中で、リスクマネジメントという概念が新たな発見でした。トラブルに関しては行き当たりばったりでの対処が多く、予めリスクに備えることは行っていなかったので、これからは考えていきたいと思います。
  • 特にイメージの共有が重要であるように感じた。それぞれが努力しても、同じ方向を向いてなければ大きな物が作れないという事を念頭に置きながら仕事にあたっていきたい。
  • 今日はチームとグループの違いを意識して活動をしました。目標を共有しながら進めていくうちに必要なことが見えていき、それを生かすことでチームの雰囲気が壊れることなく効率的に目標に近づくことが出来ました。
  • チームの一員として自分の仕事・全体の目的・能力を発揮できる環境を意識する事は、チームで開発するにあたって重要だと実感しました。自分自身の課題として、リスク管理を行うことを今後必ず行いたいです。

■ おわりに(ワークショップやりましょう!)

今回、ワークショップという体験学習を通じて、上述の新卒の感想から分かる通り、いろいろな気づきがあったようです。
研修で気づいたことや学んだことを、現場の配属後に少しでも実践してもらえたら、と思っています。

昨今、エンジニア向けの研修や勉強会でも、数多くのワークショップが実施されてきており、様々な効果が報告されています。
弊社においても、引き続きワークショップ型の研修や勉強会を開催していきたいと思った今日このごろです。

ウエダ