とある集団の業務原則(とあるチームのワーキングアグリーメント)

こんにちわ。アドプラットフォーム事業でシステム改善チームのマネジメントをやっているユニットマネージャー友田です。
みなさんお元気ですか。僕は元気です。 ただ、ひさびさの登場でちょっと緊張しています。

今回のブログでは、同じ組織で苦楽を共にするマネージャー仲間の sndyさん が以前ブログで紹介してくれた「Working Agreement」をチームに導入して、チームで決めたルールを読者のみなさんに紹介したいと思います。少しでもADWAYSエンジニアチームの等身大をお届けできたら嬉しいです。

「Working Agreement(以下、WA)」については詳しく説明しないので、気になる方は下記 sndyさん の記事を見てみてください。簡単に説明すると、WAは「チームのルールや決め事をチーム全員で同意して決めたもの」で、チームの活動を円滑に進めるための約束みたいなものですね。

中国春秋時代を舞台にした自分が好きなマンガの中で「”法”とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理念を形にしたものだ!」という名言があります。まさに「WAとは、チームがメンバーに望むチームでの在り方の理念を形にしたもの」だと自分は勝手に思ってます。笑 (なお、今回は具体的な内容を含むWA以外をピックアップしてお送りします。)

では早速ですが、チームのWAを紹介していきます。

マインド編

マインド編は、考え方や心持ちのルールです。
チーム活動やコミュニケーションを行う上での気をつけましょうね!を言語化してます。

「やってみたいことはまず試す」

思い立ったらチャレンジあるのみ。「許可を求めるな!謝罪せよ!」 新しい技術にもどんどんチャレンジしていきたいですね。 チームふりかえりなどで試したい技術の話がでたら「やってみよう!」って議論してます👍


「悩んだり、何かあったらチームに相談する」

業務で悩んだり・困っていることがあればすぐに相談。悩み無用です。 リモートでの業務が多くなった時こそ、コミュニケーションをとっていきましょう。 改善チームでは、気軽に相談できるように常時接続できるZoom会議室を用意してます。(通称:たまり場)


「業務や案件対応で誰かが詰まっていたら、積極的に協力する」

メンバーからの相談はもちろんですが、困っているメンバーがいたら積極的に声をかけたりサポートします。
チームの特性上サービスの障害対応などを行いますが、気づいたらメンバーが集まっていた!なんてことも。 また、とあるメンバー(ADWAYS3年生)は飲み会参加後にも関わらず、障害対応Zoomに参戦してくれました。
本当に心強いですね。


「リアクション大きめ(Slack/会議等)」

マインド編の最後の項目です。
Slack(チャットツール)やリモート会議では、聞き専門にならずにリアクションを大きくする(スタンプや相槌など)。 だって、話し手はリアクションがあった方が嬉しいですよねw また、議論が活発(盛り上がっている)な会議は生産性も高いはず、会議参加者でどんどん場を盛り上げていきましょう。



行動編

続きまして行動編です。
行動編では実際に行動を伴うことを想程して、ルール決めをしています。できていなかったら、メンバー間で指摘し合います。(めちゃくちゃ具体的なやつは割愛させてもらいますので、あしからずmm)

「ボーイスカウトルール。来た時よりも美しく」

個人的にお気に入りのWAです。
ボーイスカウトのルール「来た時よりも美しく」は、たとえ自分が来た時にキャンプ場が汚くなっていたとしても、 そしてたとえ汚したのが自分でなかったとしても、綺麗にしてからその場を去る、というルールです。プログラミングでも、変数名を適切に変更したり、長いメソッドを分割したり、コーディング前よりも少しでも品質の良いものにしていきましょう!(チームのためにはもちろん、きっと将来の自分のためにもなるはず)


感謝多め(行動に表す)

賞賛・感謝は言葉にしましょう。文章にしましょう。アウトプットしましょう。
「当たり前」なことでも普通に「ありがとう」と言えるチームって素敵やん。ちなみに、チームではふりかえり手法に「KFCC」というふりかえりを採用しており、二つ目のC「celebrate(賞賛)」に「thanks(ありがとう)」を含めて、チームで賞賛+感謝し合えるようにしていますー

※ 画像はある週のふりかえりボードです。

DS(デイリースクラム)の時間に雑談をする。

DS(デイリースクラム)はスクラム開発のイベントのひとつで、毎朝15分ほど対面で業務や目標の進捗を確認し合うイベントです。リモートワークを導入してからコミュニケーションが減少し業務以外のことを話す時間も減ったため、少しでもメンバー間のコミュニケーションが増えればとDS時に雑談を実施しています。最近では、他のチームのメンバーがDSに遊びきてくれて、自チームがチャレンジしようとしていた新しい技術について意見をもらえたり、棚ぼた的なこともありました。(雑談バンザイ)



組織やチームが実施するアンケートに対応する

「あたり前じゃん」って思うことでも、「価値観の違い」で当たり前ではないこともあります。 そういうときのWAです!チームでしっかりと認識を合わせましょう。良い取り組みには、前向きに取り組んでいこうとチームで決めてからは、任意のアンケートでもチームでしっかり対応するようになりました。



会議のコアタイムは11:00~18:00

「良い仕事は良いプライベートから生まれる」執筆中に考えました。笑
ワークライフバランスは大切です。 仕事は生活を支えるために必要なものでやりがいを感じさせてくれるものですが 、家族や趣味などプライベートの時間も、充実した人生を送るうえで欠かすことができません。ADWAYSではフレックス制度が導入されてますが、朝早くor夜遅くに会議があると各メンバーの理想の業務スタンスが実現できないことがありますので、チームではなるべく業務のコアタイム内に会議を設定するようにルールを決めました。
もちろん、努力しても調整できないことはあります。その時はちゃんとメンバーに相談して実施したりしてます。メンバーに感謝!


業務チャットツールのメンション付きメッセージはとりあえず反応する!

一言反応するだけで、どんなアイコンでもいいのでリアクションするだけで、確認してもらえているという安心感がゲットできます!めっちゃ費用対がいいですよね!もうやるしかないです。このルールを採用したことによって、「確認お願いします」のリマインドを実施しなくてよくなりました👍ありがとう!WA!

※ チャットツールでのやりとりの一コマです。(ピンチはチャーンス!笑)

追伸

その他にも以下のようなWAがあり、全部で20個ぐらい設定してます。

  • ファシリ担当/運用担当はスプリント毎に待ち回りで実施
    • チームで持ち回りすることによって、タスク分散+属人化防止ができて一石二鳥です。
  • ペアプロするメンバーはペアプロ出来る状態になったら、slack(チャットツール)でその旨を共有
    • チームではペアプロを導入しており円滑に進めるために設定してます👍
  • タスクの引き継ぎが発生しそうな場合は、必ず状況をslack(チャットツール)に残しておく
    • ログは大事ですね。スムーズに引き継ぎができるように工夫してます。

最後に

今回のブログでは、チームルール(WA)をみなさんに紹介しました。
どうですか?今回紹介したWAが守れるようになれば、今よりさらに良いチームになれると思いませんか?(個人的な意見かもしれませんが、自分はそんなチームで働きたいと思ってます。)

現在、チームで決めたWAは毎日業務チャットツールにリマインドしています。決めただけのルールには意味がありません。チームで意識して、浸透して、守ってこそのルールです。その先に理想の国家・・・いやチームがあると思っています。

また、時間が経てば定着するルールもあれば、新たな問題でチームにフィットしなくなるルールも出てきます。なので、WAは定期的に見直し、チームでどうだったか評価していく予定です。(機会があれば、また紹介しますね👍)
今回のブログが、少しでもみなさんの良きチーム作りの参考になればいいなと思います。