こんにちは。インフラ部署でマネージャー業務を担当しております。さたかと申します。
今回は「最近マネージャー業務で気をつけていること」について書きたいと思います。
マネージャー業務ってナンデスカ?というご質問があるかもですが、 今回は業務内容そのものではなく、業務遂行時の心構えのお話になります。
それは「パフォーマンスを安定させる」ことです。 パフォーマンスは品質と言い換えてもいいかもしれません。 どういうことかと言うと気分の良し悪しや体調の良し悪しによって、 態度であったり、仕事の品質にムラが出ないようにするということです。
「そんなの当たり前ですよ」「え、普通じゃないんですか?」 そんな声が聞こえてくる気がしますが、聞こえないふりをして進めます。
何故安定感が必要なのか
仕事をしていると上司や同僚に報連相が必要になる場面があります。
ではここで想像してみましょう。
あなたは自分のチームの作業ミスを上司に報告しなくてはなりません。 そんな時にたまたま上司が機嫌が悪そうなのを見てしまいました。 あなたの脳裏に2つの選択肢が浮かび上がります。
- 「怒られるのは辛いけど、悪い内容ほど早く報告しなくちゃだめだ!」
- 「今日は機嫌悪そうだから悪い報告はやめておこう」
1を選んだあなたは勇者です。きっといい仕事が出来る人だと思います。 が、大体の人は2の選択肢のような、悪魔の囁きに耳を傾けてしまうのではないでしょうか。
そんな時上司が、いつでも、どんな内容でもまずは聞いてくれる!という 安定感Maxな人だったらどうでしょう。
「すぐに報告しよう!」
という第3の選択肢が表示されるのではないでしょうか。
自分が思っている以上にマネージャーの空気は周囲に影響を及ぼします。 そして人間の構造上、自分の姿を外から見るのは難しいものです。 外から見れないのであれば、空気を安定させていくしかないのではないでしょうか!
何を実践すればよいのか
やることは実にシンプルです。それは「表に出さない」ことです。 ですが、これが中々に難しいのが現実だったりします。 実は嫌なことがあっても表に出さないというのは慣れてくると出来るようになるのですが、 嬉しかったり楽しいことがあった時も表に出さないようにするというのは意外と難しいものです。
そもそも嬉しかったりする時はネガティブじゃないから表に出していいじゃないか!と、思われるかもしれません。 まあ大きな問題にはならないのですが、今回のテーマに登場する「安定」とは「振れ幅が少ない」ことを意味しています。 「良い」「普通」「悪い」という状態があるとしたら「普通」であり続けるということです。
先ほどの例では「機嫌が悪い」ときの話でしたが、「機嫌が良い」と「普通」にもギャップはあります。 「あの人機嫌が良い時は何でもOKしてくれるよね」 どうでしょう。ポジティブに聞こえるでしょうか。聞こえないと言って欲しいです。
大事なのは安定感です。「常にどういう状態なのか」の見せ方を考えたとき、 感情は表に出さないという結論がシンプルかなと思います。 恐ろしい冷血人間みたいなイメージになりそうですが、他者との会話の中で 感情表現をしてはいけないという訳ではありません。 今回は触れませんが、それはそれでメンタリングのスキルになります。
コツみたいなもの
私は普段から「調子が良い時のパフォーマンス」と「調子が悪い時のパフォーマンス」の差を気にするようにしています。 例を出すと、「調子がいい時」は1日中打ち合わせしてても集中しきれますが 「調子が悪い時」は3、4件がギリギリです。つまり、1日の打ち合わせは3件ぐらいにしておくと、 打ち合わせにおけるパフォーマンスが安定している状態を見せることが出来る。という感じです。
終わりに
そもそもなぜこんなことを考えたかというと、自分が安定しないことで報告や相談がしづらい存在になってしまうと 自分に情報が入ってこなくなってしまうことを恐れたためです。役職に関係なくより安定的に仕事の結果を出そうと思うと 情報は非常に重要な要素になります。自分がちょっと頑張るだけで情報が入ってきやすくなる。理想的です。
あくまで私のスタイルではありますが、何か参考になればと願いつつ、皆様良きマネージャーライフをお送りください。