Adways Advent Calendar 2020 12 日目の記事です。
初めまして!20新卒エンジニアの瀬口です。
ゲームが大好きで、最近は狂ったようにapexをやっています。
入社して部署に配属されてから、プロダクト新規開発業務を経験して今はプロダクト効率化の業務を担当させて頂いています。
この記事では分析とMVPキャンバスについて新卒なりに考えたことをお話ししようと思います。
仮説検証とMVPキャンバスについて
仮説検証は1~4のフローを繰り返すことで学びを得ながらプロダクトの開発を行っていく方法です。
- ある仮説を立てる
- 仮説を検証する
- 検証の結果を分析する
- 分析の結果から学びを得て、新たに仮説を立てる
MVPキャンバスについては下の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
自分たちの部署ではこれらを組み合わせて開発を行っています。
分析とMVPキャンバスに関して問題だと思ったこと
MVPキャンバスで結果と得た学びを確認するために分析は欠かせません。
分析に問題があると結果と得た学びにも影響します。
僕が入る前の分析は下記のようなものでした。
- 検証で得られたデータを表に起こして整える
- エンジニアがデータをみて議論し合う
- 議論で出た結論と得た学びをMVPキャンバスに記入する
- MVPキャンバスの内容を元にPdMとディレクターに共有、次のアクションを決める
正直、かなりアナログなやり方だと思います。
この分析とMVPキャンバスに関して問題だと思った点を下記に挙げます。
- 分析の質が良くない
- MVPキャンバスの仮説と学びの背景や意図を把握せずに分析している
- 外部の要因が影響してデータが正常な値ではない
- 考えられる要因が多く議論がヒートアップし収束しない
- エンジニアの考えとPdM・ディレクターの考えの認識が合わない
- MVPキャンバスを活かし切れていない
- 仮説と学びがごちゃごちゃしている
- 仮説と学びを確認するための検証方法が適切ではない
解決するためにやったこと
上で挙げた問題だと思ったことを解決するために下記のことをやりました。
- 振り返りであげる
- グロースハックについて調べる
- PdMとディレクターに提案する
- 自分でMVPキャンバスを書く
振り返りで挙げる
週に1度行っていたスプリント振り返りの場で自分が問題だと思った点を複数挙げました。
その中でも特に「考えられる要因が多く議論がヒートアップし収束しない」という問題はチームメンバーの共通認識でもあったので「タイムスケジュールを決める」等の施策を行いました。
グロースハックについて調べる
振り返りの場で問題を挙げた際、当時のスクラムマスター(りょーまさん)からグロースハックというワードを教えてもらい、他社の事例を参考にしながらグロースハックについて調べました。
下記に実際に調査した内容の一部を書いておきます。
[グロースハック調査] https://roboma.io/blog/marketing/what-is-growthhack/ [調査した内容] - グロースハック - ユーザーから得た製品やサービスについてのデータを分析し、できるだけ費用をかけずに改善してマーケティングの課題を解決していく手法 - 常にサービス・商品について分析し、仮説と検証、改善を繰り返し、サービスの向上を図ったり、ユーザーが拡散するような仕組みを作る - MVPキャンバス - フレームワーク - AARRR - Acquisition(=ユーザー獲得) - Activation(=ユーザー活性化) - Retention(=ユーザーの継続利用) - Referral(=外部への紹介) - Revenue(=収益) - PDCAサイクルを高速で回すとも言える - MVPキャンバスとフローは似てる - 高速で回しているかは疑問
調べた結果、仮説検証数が少ないことに対して改善とグロースハックの知見を活かしたチーム貢献ができそうだと考えました。
PdMとディレクターに提案する
PdMとディレクターに下記のことを提案しました。
- 仮説検証数の量が少ないから増やしたい
- グロースハックを行うチームを作りたい
今思うと新卒の自分がPdMやディレクターに対してなにを偉そうに提案しているんだと思いますね。。。。。(新卒パワーすごい)
結果的にはリソース的な問題で提案は実現できませんでしたが、PdMとディレクターが新卒である自分の話をしっかりと聞いてくださってとても嬉しかったです。
自分でMVPキャンバスを書く
提案は実現できなかったものの、僕はどうしても自分の納得のいく分析がやりたいと思ってました。
そのために1からMVPキャンバスを書こうと考えていたタイミングで、PdMの方からMVPキャンバスを書く機会を頂いたので、仮説をシンプルに、データを意識して書いてみました。
実際のMVPキャンバスは見せられませんが雰囲気を伝えておきます。
自分で納得のいくMVPキャンバスを書くことができましたし、周りからも好評でとても嬉しかったです。
(ただ、検証を行ってみた結果、残念ながら僕が立てた仮説は外れてそうでした。。。仕事って難しいですね。。。)
終わりに
自分なりに仮説検証や分析について考え、MVPキャンバスを書いてみてとても達成感がありました。
今は部署内の輪読会で効果検証について学んでいるのでその知見を活かして、次はもっとすごいMVPキャンバスを書きたいと思います。
次は金谷さんの記事です。