アドプラットフォーム事業でシニアテクニカルマネージャーをしています、ほったです(`・ω・´)ゞ
プロダクトチームのエンジニアとして開発をする傍ら、
ProdOpsチームとして、プロダクトチームを支援する動きもしています。
今日はProdOpsチームで実施したセールス、プロダクトが相互理解を持つための取り組みについてお話ししたいと思います。
きっかけ
プロダクトの方向性や戦略は、PdMやセールス側の責任者が策定、推進しており、
プロダクトチームはプロダクトの目標の達成を、セールスはセールスの目標の達成に向けて日々業務に励んでいました。
そのためセールスはプロダクト、プロダクトはセールスといった、部署を超えた
相互の目標理解がないことで主に以下のような問題が発生していました。
- セールス側がプロダクトを売っていく上で何に困っているのか?を知る場面が少ない
- セールスとプロダクトの連携がうまく取れていないことで、仮説検証が思うように進められない
- プロダクトの開発状況がわからず、いつ頃から顧客に提案していけば良いかわからない
これらの状況を踏まえて、それぞれの問題を分けて考えるのではなく
同じ一事業の問題と捉えて部署や職種の垣根を超えた問題解決に取り組めるような組織づくりが重要だと考えました。
部署や職種の垣根を超えて問題解決に取り組めるような組織づくり
「部署や職種の垣根を超えて問題解決に取り組めるような組織づくり」を進めていくには
まずお互い何を目標に取り組んでいるか、今どういうことをしていて、何に困っているかを知ることから
始めるのがよいのではないかということになり、プロダクトに関わるセールス、エンジニア、デザイナー全員を集めた
プロダクト全体定例を実施することにしました。
プロダクト全体定例の頻度は一ヶ月に一回なので、上記のサイクルを一ヶ月で回しています。
首脳会議では各チームの振り返りの内容をもとに、責任者がチームの垣根を越えて協力できることはないか、問題解決を一緒に考えます。
プロダクト全体定例では、目標進捗やこの一ヶ月であったこと、次の一ヶ月でやることを共有し
定例会後のアンケートでは、所属チームの目標だけでなく、他チームの目標に対して貢献できそうなことを考えてもらっています。
このサイクルを何度か続けてみて、チームの中だけでは難しいと考えていたことも、他者の視点が入ることで突破口が見えたり
お互いの目標を知らないことで、連携しづらかったことも相互理解が進んで協力しやすくなりました。
取り組みを通して感じたこと
今回の取り組みを通して、部署や職種の垣根を超えてコミュニケーションをとることの重要さを改めて実感しました。
この取り組みを始める前は、理解してもらえるのか?他にもっと重要なことがあるのでは?と足踏みしていた自分がいたのですが、
当時の私に今言葉をかけるとするなら
「職種や所属が違っていても、目標や目的は同じ一つのものを目指している仲間なので、やってみたらいいし、ダメならやり方を変えればいい!」と声をかけると思います(笑)
また、今回のケースの場合は「お互いの目標を相互で理解すること」が重要だと仮説を立てて実行しましたが
何を仮説とするかはタイミングやフェーズ、捉え方によって変わってくると思いますし、
今回の方法が最適解だとも思っていません。
プロダクト全体定例を初めてみてわかったことや
感じたこともたくさんありました。
組織づくりも、プロダクト開発と同じで
やってみて、FBを受けて改善していくことが大事なので
引き続き「部署や職種の垣根を超えて問題解決に取り組めるような組織づくり」に取り組んでいきたいです!