皆さんお久しぶりです。インフラDivの須藤です。
最後に記事を書いたのが2018年12月でしたので、実に4年ぶりくらいですね。
4年の間に結婚して子供も生まれて、生活環境が大きく変わりました。
今回は、小さな子供を持つ親ならではのお話しをさせていただこうと思います。
4月は入園、入学の時期、うちの子も4月に保育園に入園しました。このとき、生後7か月。
入園式後の懇親会で担任の先生から頂いた言葉は「入園後の半年間は熱をよく出すので注意してくださいね。」との事でした。
これまで家以外の場所で過ごしたことのない子は、外気との接触機会も少ないうえに免疫が十分でないため、子供は様々な病気にかかるそうです。
わが子もそうでした。入園して最初の半年は、
- 罹患(園から呼び出し)
- 病院
- 看病
- 回復
- 登園
- 1に戻る
の、繰り返しでした。
これが保育園の洗礼か!と面食らいましたが、面食らうどころの話ではなくなり、子供の病気で自分も罹患して休んだら、半年で有休を15日ほど取ってしまっていました。
※弊社は有休を最大で20日取得可能。
最初は余裕こいていましたが、有休を消化するうちに、看病したい、でも有休もなくなってしまう...という悩みが出てくるようになりました。
そんなある日、近所に住む共働きママに話したところ「うちは病児保育室を利用したよ」と。
病児保育室とは
保育園は、健康な子供を預かる施設に対し、病児保育室は病気から回復過程にある(または要経過観察にある)ものの、保育園に預けられない子を看護師や保育士がみてくれる施設です。
通常の保育園と異なる点は色々ありますが、主な点は下記になると思います。
- 当然ながら、療養中の子供を保育可能
- 医師の指示によりお薬の投与が必要であれば、親に代わって投与が可能
- 症状によって他の子供との遊びが可能か、それとも個室での安静が必要か、医師の指導に基づいて預かることができる
- お昼ごはんやおやつなどを用意しておく必要がある
病気の子供を預けることに最初は抵抗と葛藤があったが...
病児保育室の存在は以前から知っていましたが、
- 慣れない環境で子供を預けるのは親として無責任じゃないか
- 子供が病気で弱っているのに親の傍にいられないなんて子供が可哀想
など、様々な気持ちが交錯し抵抗がありました。少し熱があるけど元気だし、仕事もそろそろしないといけないし、、と様々な葛藤がありました。
我が家も入念に家族会議を開催し、意を決して、病児保育室を利用することにしました。
しかし、実際に利用してみたら「もっと早く利用すればよかった」に変わっていました。
利用までの流れ
では早速病児保育室を利用しよう、という訳にはいきません。病児保育室をを利用するためには以下の手続きが必要です。
利用するまでの流れは下記になります。提出資料や利用手続きは各自治体によって異なります。
参考: 病児・病後児保育
- 登録(各施設に準じた登録方法にて登録)
- 受診(主治医が記入した病児・病後児保育診療情報提供書を取得)
- 予約(利用する施設の空き状況を確認し、予約)
- 利用
実際に利用してみた
因みに私が病児保育室を利用したときには下記の持ち物を毎日用意しました。
保育園によっては、おむつはサブスクで、ごはんとおやつは園で供給されるので持ち込み不要ですが、私が利用した病児保育室はこれらのものは持ち込みでした。
持ち物
- 医師診断結果を記載したもの
- 自宅での様子や検温の結果を記載した資料(保育日誌のようなもの)
- 保険証
- 母子手帳
- 医療保険証
- お薬手帳
- 上下着替えのセット2枚
- 下着2枚
- おむつ7~8枚、おしりふき
- お昼ごはん
- おやつ
- 手口拭き
- 食事用エプロン2枚
- 哺乳瓶2本
- ミルク用の水500ml
- 粉ミルク
- 解熱剤
- 防災用の帽子
1日のスケジュール
私たちが利用した病児保育室は自宅から徒歩圏内(とは言え徒歩30分)にあり、また、夫の通勤経路途中にあったので、行きは夫が子供を預け、帰りは私が早フレックス(※)を利用し、迎えに行きました。
08:30 夫とともに病児保育室に入室
11:00 お昼・検温(症状によってお薬)
15:30 母退勤。お迎え(※)
16:30 子供を連れて帰宅
※アドウェイズでは、働き方を考える社員に対し、「自分らしく働く方法」をサポートする独自の制度「MyWays」という制度があり、コアタイムの変更など家庭の事情に応じて勤務形態を柔軟にカスタマイズすることができます。
良かったこと
人見知りが始まっていた時期なので、病んでいるときに泣いてばかりいるのではないかと心配していたのですが、そんな事は全くなく、むしろ保育士さんがつきっきりだったので安心しきっていたようで、元気なときはおもちゃで遊んだり、他のお友達と遊んだりしました。少し疲れると保育士さんの抱っこで寝て。。3日間、熱が上がったり下がったりを繰り返していたのですが、保育士さんの適切で暖かいケアのもと、4日目には熱が下がりお出かけ出来るほど元気になりました。
それ以降、病児保育室を利用する機会はないのですが、悩まずにもっと早く利用すればよかった。と思いました。
大変だったこと
- 持ち物が多い
前述のように、毎日携行するものが多く、ベビーカーの荷台をパンパンにしながら施設と家を往復しました。帰宅するとまずは服の洗濯と哺乳瓶、食器の洗浄でした。 - 交通の便が悪い
前述のように、自宅から徒歩圏内といえど、駅から遠くバス乗り場からも少し離れていたので、降雨での足元の悪いときは長靴を履いてカッパを着てお迎えしました。カッパを着てバスに乗るのもはばかれるので、降りしきる雨の中、ベビーカーを押して帰りました。ベビーカーを押す手が冷たくなり、つくづくペーパードライバーであることを後悔しましたが、子供はまだ何もわからない月齢だったので、レインカバーの中でキョトンとしながら帰宅しました。
最後に
前述で持ち物が多いことをお話しさせていただきましたが、施設によってはごはんやおやつの提供をしてくれるところもあるようです。また、子供の様子をLINE動画で伝えてくれる施設もあるようです。私の場合は、たまたま利用した施設が交通の便が良いとは言えませんでしたが、駅直結等、利便性の高い施設はたくさんあります。
このブログを書いていくなかで、当時の勤務中に「どんな様子で過ごしているだろうか。泣いてばかりいるんじゃないだろうか。」と気が気でなかったことを思い出しました。しかし子育てを終えた方が「子供はあっという間に成長するので、今を楽しみなさい」と声をかけてくれて、本当にそうだなあと思いました。
共働き世帯が増える中で、仕事と育児の両立に悩み、ときには病気になった子供の看病に悩む家庭もおそらく多いと思います。そんな中で病児保育という選択肢も加えていただけたら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。