チーム内勉強会のすすめ

お疲れ様です!まっちゃんです!

みなさん、そろそろ夏季休暇の方が多いのではないのでしょうか?
私も現在新幹線で福岡まで帰省をしております。
(きっとこの記事が公開される頃には新大阪を越えてるはず)
ちなみに弊社では8月、9月のどちらかで夏季休暇を取得する事ができますー!

さて、本日はチーム内の勉強会がひと段落したので振り返ってみました。

もともと

研修が終わり、今のチームに配属されてから少し経って、
約半年の間は下記のような勉強会をチームで行ってました。

  • ビジネス勉強会
  • アドテク勉強会

ビジネス勉強会

ビジネス勉強会は定例ミーティング時に、自社サービスの事についてもっと知ってもらうために
レポートなどをまとめたり、直接現場の方に聞いてみたりをして、ビジネス知識のあるディレクターに向けて発表を行いました。
(けっこう鋭い指摘も入ったりするので、全員必死こいて調べてました)
こちらは部署全体で取り組んでいました。

アドテク勉強会

アドテク勉強会は先輩が「アドテクもっと知ろうぜ!」という提案をし、始まりました。 隔週ペースで、アドテクノロジーに関する用語や最新広告の種類と言った内容を調べて発表します。

  1. 調査
  2. 資料作成
  3. ディレクターと対面レビュー
  4. 資料修正
  5. チームとディレクターに向けて発表
  6. 質問・議論

と言った流れでそれぞれの回を実施していたため、非常に質の高い勉強会でした。
ちなみにこちらの内容は社内Confluenceにまとまっていますがしっかりまとまってて他チームでも使うなど、
けっこう評判が良いものになりました。

はじまり

事は2017年の9月ですね スクラムイベントの場で、
チームのマネージャーが「勉強会しましょう。技術共有とかも含めて。」と話して
メンバーも「やりましょう!」という声が多数上がったため、実施する方向になりました。
ただの勉強会だとつまらないと言うことで、プロダクト名にちなんだ勉強会の名前を後輩が付けてくれました。最高です。

目的と要件

目的

シンプルに2点

  • 技術や知見の展開(チーム力アップ)
  • 説明力の向上

※ 説明力の向上
スクラムやる上でチームの皆が「分かっていること」がすごく重要になってきます
それを分からせるための説明力向上となります

要件

  • テーマフリー
    • ただし、エンジニア・ビジネス・プロダクト・広告に関連があるもの
  • 1人持ち時間30分×二名
  • 隔週開催
  • ドキュメントはConfluenceに集約
  • わかりやすくを意識すること
    • × 淡々と話す
    • ○ 説明する

進め方

ビジネス勉強会やアドテク勉強会の時とは違い、発表したいテーマは自分で決めます。

  1. テーマ決め
  2. 調査
  3. 資料作成
  4. 発表

とりあえず自分の中で良い感じに発表イメージが湧いたので、トップバッターを務めさせていただきました。
ちなみにその時発表した内容は昨年度のアドベントカレンダーで書いた内容の前進的な内容です。

blog.engineer.adways.net

どういう内容が発表されたか?

ここでは一例としてメンバーがどんな内容を発表していったのか紹介します。
いつかブログに書いて欲しい。そんな内容たちです。

  • Docker
  • Kibanaハンズオン
  • Redash
  • DDD
  • Mackerel
  • 環境構築ハンズオン
  • Chrome拡張機能作成
  • Vue.jsハンズオン
  • トラブルシューティングの考え方
  • ユーザーストーリーマッピング
  • UX
  • カスタマージャーニーマップ
  • プロトタイプ開発
  • プロダクトのとある仕様について
  • 実案件の共有
  • 本の感想、今後活かせること
  • Scala Matsuri 共有

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自分がどう関わっていったのか?

自己組織化されているスクラムチームになりつつあるので、
特に誰かが指示しなくてもお互いが「次発表者誰?」「今日発表だよね」という声のかけ合いはできてました。
がスプリントがうまく回らなかったり、予定を押さえ忘れてたりなのでちゃんと開催できない時が続いてしまった時がありました。
せっかく良いモノができているのに、このまま無くなってしまうのは非常に残念。 だと思ったのでどうにかできないかな?というところで自分なりに開催ができるような動きをしていくことにしました。

実施したからこそ、振り返る

振り返りを実施するタイミング

開発チームのメンバー全員が2回以上発表したので振り返ることにしました。
今チームで決めたアクションプランが達成できているか確認するための場「ツキイチ振り返り」というのがありますが、
その場に「この勉強会の振り返りをやりたい!」と言ったら「時間用意するからあとよろ」返ってきました。素晴らしい。

振り返りたい内容

私が振り返りでやりたかったことは下記の3点です。

  • 今勉強会に対してのKPT
    • 特に大きいPに対しては具体的なTも出す
  • 目的は達成したかどうか
    • チームで評価
      • 技術や知見の展開(チーム力アップ)
      • 説明力の向上
  • 継続可否の判断
    • 続ける場合は、懸念点を洗い出して解消する

実際に振り返った内容

f:id:AdwaysEngineerBlog:20180810141531p:plain

チームで話し合った内容の抜粋となります。

Keep : できるようになった | 良かった | 頑張った | 継続したいこと

チーム・文化、知見、説明・プレゼンで多くのKeepが出たので目的は達成!

  • チーム・文化
    • 半年以上続けている
    • 全員でやれた
    • 技術共有の場が設けられているのはとても良い文化
  • 知見
    • 発表するために色々と調べ知見が増えるいい機会となった
    • 様々なジャンルがあった
    • 業務以外の技術内容や改善内容、知見の共有で視野が広がった
  • 説明・プレゼン
    • 発表するという貴重な体験
    • 発表内容がそれぞれ工夫されていた
  • 資料アウトプット
    • 資料のクオリティが高い
    • Confluenceにちゃんとまとめられた
  • その他
    • 業務の合間は気分転換になる
    • 勉強会の内容を業務に活かせた
    • ハンズオンで実際に手を動かしながら学ぶ事ができた
    • 単純に面白い!

Problem : 課題に感じる | 弱いと思う | 頑張れなかった | 良くなかったこと

  • 時間(ネガティブ)
    • リスケが多いよね
    • 作業集中Dayと決めたのに、勉強会を実施している
    • スプリント内で勉強会を実施している
  • 準備(ネガティブ)
    • 調査、資料作りの時間がなかった
    • ネタ探し大変
    • 業務との兼ね合いが難しい
  • 環境(ネガティブ)
    • ハンズオンでの環境の差異
  • 難易度(ネガティブ)
    • 技術系の話題多く、プロダクトオーナーが付いていけない
    • 内容がまったく理解できていないときどうすればよいのか迷った
  • 実践的にしたい(ポジティブ)
    • 実際の業務に導入できそうで導入ができていない
    • 発表して共有までで終わっている
    • より実用的にしたい 発表の場は提案 検証をスプリントに組み込む
  • その他
    • 発表は一人でなくても良かった
    • テーマは技術以外のものでも良かった

Try: 2期を実施する場合のアクション

  • 時間(ネガティブ)
  • 準備(ネガティブ)
    • 準備はスプリント内でストーリー化する
    • 実施はスプリント外 個人目標を取り組む日に実施する
  • 環境(ネガティブ)
    • PCリプレイス中なので解消される見込み
  • 難易度(ネガティブ)
    • 説明力の向上 : もっとわかるように説明をしていく
      • 開発チームはプロダクトオーナーやデザイナーにわかるように説明
      • プロダクトオーナーやデザイナーももっと参加して発表してもらう
    • テーマを有る程度決める(事前のネタ出し、参加ロールの推奨を出す)
  • 実践的にしたい(ポジティブ)
    • 盛り込んでいく

継続可否の判断

継続 することになりましたー!

今後

1期で出たPに対してTが出ており、懸念点の解消が見込まれている状態です。
草案の方は自分の方で考えて、チームでレビューしてもらうと考えてます。
課題を解消し、さらなるアウトプットを目指していきたいと思います!!