すげーエンジニアが量産されるために意見交換会をやってみた

こんにちは、さたかです。今日は私が所属しているインフラ部門で実施している、Div技術向上というワーキンググループ(以下、WG)に関する記事になります。

Div技術向上とは

前述のとおり、インフラ部門で実施している活動で、「すげーエンジニアが量産される」を目的にインフラ部門のエンジニアのスキルアップのための施策を検討・実施するものとなっています。
2019年12月から5,6名ぐらいのメンバーで活動をしております。今回はいくつか実施した活動の中から、アウトプット・レビューについての意見交換会という活動についてご紹介したいと思います。

やったこと

意見交換会について触れる前にアウトプット・レビューと呼んでいる活動についてご説明します。
WGではすげーエンジニアは量的にも質的にもアウトプットをしっかりしていると定義付け、下記の取り組みを実施することとしました。

  • アウトプットを作成しやすくするためのテンプレート作成
    • 作業ログ
    • 検証テンプレート
    • 手順書テンプレート など
  • レビューを実施しやすくするためのガイドライン作成
  • アウトプットのレビュー状況を把握するためのラベル準備
  • レビューのフロー・ルールを作成
  • アウトプット数やレビュー状況を把握するための可視化

当社の技術部門ではドキュメントツールとして、アトラシアン社のコンフルエンスというSaaSツールを使用しており基本的にはコンフルエンスの機能で上述の内容を実現しております。可視化についてのみ別ツールを使用しました。可視化した結果は下図のような感じです。

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上記取り組みをもって、アウトプット・レビューの推進を部門内に展開しようと思ったところで展開する前にWG外の意見が欲しいねという話が出ました。それにより実施しようとなったのが意見交換会です。

さて、実際の意見交換会ですが、会自体は下記要領で実施しました。

  • 出席者はWGメンバーと役職者とする
  • 会議の概要ページを作成し、事前に活動内容について質問・意見を記入してもらう
  • 当日は事前に記入してもらった質問・意見について出席者で議論する

本活動はインフラ部門内に展開していくものであるため、まずは役職者の意見を聞こうとなりました。また、意見を事前記入にしたのは当日に時間が足りなくなったり、意見が出てこないといった可能性があるためです。
事前記入にしたことによりテーマに対して熟考することができるのは良い点だと思いました。

やってみて

結論から言うと実施してよかったと思える会議でした。具体的によかった点は下記の通りです。

  • アウトプット・レビューを定着させるという意識をもってもらえたこと
  • WGでは検討しきれていなかった運用について意見をもらえたこと
  • 細かい懸念点等について展開前にクリアできたこと

今回の意見交換会では活動に対してポジティブに捉えてもらえており、この活動を通してどうしていきたいのか・どれぐらいの強制力をもって展開していくのかなど、具体的な話について忌憚のない意見をもらえたのが良かったです。
また、事前にこういった会議をしたことで、WGとしても自信を持って活動を部門内に展開することが出来ました。丁寧に物事を進める場合には非常に有効な手段だと感じております。

みなさんもチームなどに何かしらを展開する際には事前の意見交換会などを実施してみてはいかがでしょうか。