こんにちは!
現在、アドウェイズのインフラ部門で主にヘルプデスク業務等を行っているヘルプデスクオペレーターの遠藤です。
最近、業務の一環で社内コミュニケーションツールとして利用しているSlackの設定・設計について見直す機会があったのですが、その際に困ったことがあったため今回記事にしたいと思います。
既存のSlack管理者や導入後管理予定の方向けに参考になれば幸いです!
背景・きっかけ
アドウェイズでは2022年からSlackを全社で利用しているのですが、導入時にSlackの設計をして以来見直しを行っておらず、機能アップデートされた部分の設計がきちんとされてなかったり、導入時にカバーしきれていない設計がそのままになってしまっていたりという現状がありました。
そこで今回、より良い設計へアップデートするため見直しを行いました!
取り組んだこと
以下の流れで設計・設定のアップデートを行いました。
設定値一覧の作成
まずSlackの既存の設計、設定値を全て一覧として書き出すところから始めました。
これは単なる見直しのためではなく、今まで存在していなかったため、管理者以外も設定値を確認できるように正式な設定値一覧を作成しました。
内容としてはひたすら設定を別資料に書き起こすだけの作業です...
改善が必要な設定値の抽出
次に、書き起こした設定値を見ながら改善が必要そうな点を抽出していきました。
主に不要だったり、ポリシーに沿っていない設定がないかを確認しました。
設定の更新
その後「どのような設定にすべきかチームで検討し、決まったものをそれぞれの設定に更新していく」という手順で見直しを行いました!
見直しの結果
改善できた箇所と問題があって改善できなかった箇所があったため、後学のために後者の方に焦点を当てて書いていきます!
改善した点
- ワークスペースの命名を揃える
- ワークスペースのアクセス権限を揃える
- 不要なプロフィール項目の削除
- チャンネル名の変更を誰でも可能に
などなど
改善できなかった点
チャンネル名のプレフィックスを設定する
プレフィックスとはチャンネル作成時に使用できるものです。
問題となった点
アドウェイズでは、Slack導入当初にチャンネルの命名規則を単語の区切りはアンダーバー「_」と定めていたのですが、プレフィックスの項目は未設定だったため今回社内の命名規則に合わせてプレフィックスを定めようと考えてました。
しかしプレフィックスに「_」を入れて登録後、チャンネル作成しようとすると実際には「test_-」と接頭辞が付くようになってしまいます!
⬇
Slackの推奨単語区切りがアンダーバー「_」ではなくハイフン「-」のため、接頭辞の後ろに自動で「-」が付く仕様なのでしょう。
結論
すでにアンダーバーで作成されているチャンネルが数百、数千個あることは容易に想像できたため、今回プレフィックスを設定することは諦めることにしました!
まとめ
今回はSlackの設計・設定を見直したこと、その際にSlackの単語繋ぎ文字の推奨設計がハイフン「-」だったために困った事について書きました!
チャンネル名の制限は「大文字」がダメ、「スペース」や「ピリオド」「句読点」もダメと結構厳しかったりするので、いっそのこと「ハイフン」のみ使えるようになっていたりしたらこのようなことは起きなかったのですが…
もし今後チャンネルの命名規則を設計する場合は、単語の区切りはハイフン「-」を利用するようにしましょう。
私も今後に生かしたいと思います!
今後やりたいこと
SlackのEnterpriseプランではドメインの申請を行う事で、会社のドメインで会社管理外野良ワークスペースの作成に制限をかけれます。
アドウェイズでは全社導入する前からSlackを利用している期間が長くあり、管理外ワークスペースも多く存在しているため、今後綺麗にできたらなと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!