コミュニケーションで気を付けていること

こんにちは。インフラ部署でマネージャーをしております、さたかと申します。

今回はマネージャとしてコミュニケーションで意識していることについて書きたいと思います。エンジニア部署に所属しているものの、役職柄色んな職種の方とコミュニケーションをとる機会が多いので活用しやすいのではと考えています。

コミュニケーションとは

コミュニケーションとは何かと聞かれた時、私は「当事者間で意思疎通を図ること」と答えます。コミュニケーションと聞くと会話を連想しやすいと思いますが、テキストでのやりとりといった会話以外の手段でもコミュニケーションは成立すると考えています。要するに意思疎通を図ることが出来ればコミュニケーションは成立していると言ってもいいのではないでしょうか。

コミュニケーションをとる際に気を付けていること

相手の理解できる言葉を選ぶ

エンジニアといった専門職であるあるなのはいわゆる専門用語を使ってしまうことではないでしょうか。よく例としてあがるのはITを知らない人にエンジニアが専門用語を使うことで全く話が通じないという話ですが、意外とエンジニア同士でも発生する話です。

IT業界は略語が多いですが、略語をみんな知っているかというとそうではありません。トレンドになっている言葉を知っているべきという考え方もありますが、意思疎通を図ることを最優先に据えた場合に略語で説明すべきかどうかを考えたほうが良いと思っています。逆に専門用語をある程度汎用的な言葉で説明できる能力を身に着けたほうが自身のためになるのではないかと考えています。

自分の常識は相手の常識ではありません。専門用語に限らずルールであったり仕組みであったりもそうですが、相手がどういった言葉で物事を理解するタイプなのかを考えた上でコミュニケーションをとることで意思疎通しやすくなるのではないでしょうか。

相手のペースを考える

人はそれぞれ、話す・聞く・書く・読むといった行動を取るときのペースが存在します。これを無視すると意思疎通を図るのが難しくなります。例を挙げると相手が聞いた話をゆっくり咀嚼しながら理解するタイプなのに、こちらは一方的に早口でしゃべり続けるというケースです。

アウトプットに関係する行動(話す、書く)については実際に聞いたり見たり出来るので相手のペースが分かりやすいのですが、インプットに関係する行動(聞く、読む)については相手の内側に閉じる話なのでペースをつかむのが難しいです。

対応方法としては少し話をした後に、ペースは大丈夫か確認したり話をどこまで聞けていたかを確認するといった形になります。

ポジティブな印象を与える

人は感情の生き物です。話をしている中で相手の態度や言葉遣いなどでイラっとしてつっかかるような物言いになったり、責めるような口調になってしまうことがあると思います。コミュニケーションの目的によってはそういったことも手段として用いることもあると思いますが、通常のコミュニケーションではあまり発生しないのではないかと思います。

どちらかと言えば返事が元気だったり、共感してもらえる方が相手も話しやすいのではないでしょうか。コミュニケーションという行為は一回きりで終わることはありません。同じ相手と何度も行うものです。継続的に良好なコミュニケーションを図ることを考えると話しやすい相手であるという印象を与えることは非常に重要ではないかと思います。

マネージャとして目指していること

前述の3点はいつも気を付けていることですが、私がマネージャとして目指しているのは3点を初対面の相手でも発揮できるようになることです。話しやすい相手やいつもやりとりをしている相手とだけ意思疎通を図れるのはマネージャとしては当然です。他部署や社外の方といったあまり接点のない方や初対面の方とも意思疎通を図ることが出来て初めて高いコミュニケーション能力を有していると言えるのではないかと考えています。

さいごに

例として挙げた内容は会話がメインでしたが、ドキュメントについても同じことが言えると思っています。エンジニア職の場合、ドキュメントに関わることは多いと思いますのでどうしたら意思疎通を図れるか(読み手に伝わるか)を気にしていただければ幸いです。