はじめまして!入社2年目のエンジニアまっちゃんです!
もともとチームとしてスクラム開発を行っていたものの、うまく回せていないという課題がありました。
スクラム改善として、新しくチームにジョインしてくださったスクラムマスターのT先輩から「スクラムの事再度調べてこい」とチーム全員に課題を出されたので、スクラムのイベントについてチームメンバーと認識合わせしたものをまとめてみました。
まとめるにあたって、下記のものを読みました。
Scrum Guide 2016
※用語が分からない方はwikipedia参照
スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia
スプリントプランニング
計画会です。
スプリントで開発チームが何を行うのかを決めます。
登場人物
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- プロダクトオーナー
- 開発チーム
- プロダクトバックログの内容を確認
- タスクを洗い出す
- スクラムマスター
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手順 |
- 第1部
- プロダクトオーナーがプロダクトバックログの上から順番にどこまで実現して欲しいかを開発チー
ムに伝える
- 何を実現すればいいのか確認。プロダクトオーナーから開発チームにそれぞれの項目について説明
- 項目が達成できそうかをプロダクトオーナーと開発チームで相談
- 第2部
- 開発チーム全員で必要なタスクを洗い出す
- タスクの見積もりを行う
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時間 |
- 2週間スプリント…4時間
- 4週間スプリント…8時間
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成果物 |
- ポイントが見積もられたプロダクトバックログ
- タスクが洗い出されたスプリントバックログ
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デイリースクラム(デイリースタンドアップ)
よく朝会と呼ばれているものです。
これを行うだけでスクラムやっている感がでます。
手順
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- 開発チームが毎日、同じ時間・場所で開催する
- 開発チームのメンバーが以下のことを説明
- 開発チームがスプリントゴールを達成するために、私が昨日やったことは何か?
- 開発チームがスプリントゴールを達成するために、私が今日やることは何か?
- 私や開発チームがスプリントゴールを達成するときの障害物を目撃したか?
- 開発チームまたは一部のチームメンバーは、デイリースクラムの終了直後に集まり、スプリント残作業について詳細な議論・適応・再計画を行う事もある
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登場人物
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- 開発チーム
- スクラムマスター
- 開発チームにデイリースクラムに開催してもらうようにする
- デイリースクラムを15分間で終わらせるよう開発チームに伝える
- デイリースクラムには開発チームのメンバーしか参加できないというルールを厳守する
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時間
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成果物
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- スプリントゴールとスプリントバックログの作業の進捗を検査
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スプリントレビュー
実際に成果物を見せて、意見をもらう貴重な場です。
手順
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- 参加者(スクラムチームと重要な関係者)はプロダクトオーナーが招待
- プロダクトオーナーは、プロダクトバックログアイテムの「完成」したものと「完成」していないものについて説明
- 開発チームは、スプリントでうまくいったこと・直面した問題点・それをどのように解決したかを議論
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開発チームは、「完成」したものをデモして、インクリメント(成果物)に対する質問に答える
- プロダクトオーナーは、現在のプロダクトバックログを審議する。(必要であれば)現在の進捗から完了日を予測
- グループ全体で次に何をするかを議論し、次のスプリントプランニングに価値のあるインプットを提供できるようにする
- プロダクトの市場や今後の利用状況についてレビューした場合、次に行う最も価値の高いことが変更されることもある
- プロダクトの次のリリースに対するスケジュール・予算・性能・市場をレビュー
- 完了の定義について考える。プロダクトオーナーが求めてるもの。スクラムチーム内での合意を得る
- デモ手順の通りに動作する
- publicメソッドのテストコードがある
- 調査した内容はWikiにまとめてある
- 最新の仕様がWikiにまとめてある
- リポジトリからいつでも最新のでも可能でテスト済みのソフトウェアが取得できる
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登場人物
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- プロダクトオーナー
- 関係者を招待
- プロダクトバックログについて説明
- プロダクトバックログの審議
- ステークホルダ
- 「完成」したものへの質問
- プロダクトの市場や今後の利用状況についてレビュー
- 開発チーム
- スプリント内の良いところと悪いところ、悪いところをどのように解決したか議論
- 「完成」したものを動かし、質問に答える
- スクラムマスター
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時間
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- 2週間スプリント…2時間
- 4週間スプリント…4時間
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成果物
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- 次のスプリントで使用するプロダクトバックログアイテムが含まれた
改訂版のプロダクトバックログ
- 新たな機会に見合うように、プロダクトバックログを全体的に調整
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スプリントレトロスペクティブ(スプリント振り返り)
今回のスプリントをもとに、次のスプリントがより良くなるか考えます。
手順
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- 人・関係・プロセス・ツールの観点から今回のスプリントを検査
- うまくいった項目や今後の改善が必要な項目を特定・整理
- スクラムチームの作業の改善実施計画を作成
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登場人物
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- スクラムマスター
- イベントが確実に開催されるようにする
- 参加者に目的を理解してもらう
- スクラムチームにタイムボックスを守るように伝える
- スクラムプロセスを説明するためにチームメンバーとしてイベントに参加
- 開発チーム
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時間
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- 2週間スプリント…1.5時間
- 4週間スプリント…3時間
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成果物
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まとめ
T先輩からの課題は大変ながらも無事にこなす事ができました!
が、本番はここからだと思います。
現在はそれぞれのイベントに対して、チームに合った実施方法をスクラムチーム全員で考え、議論していきたいです!